マンション総合保険の補償内容とは?
ここでは、具体的に、マンション総合保険には、どのような補償があるのか紹介します。
マンション総合保険の基本的な補償は、
- 基本補償
- 特約の補償
- 賠償責任
- 地震保険
具体的な補償内容は、下記のような感じになっています。
基本補償
- 火災
- 落雷
- 破裂・爆発
- 物体の落下・飛来・衝突
- 騒擾(そうじょう)・集団行動に伴う暴力行為
- 風災・雹災・雪災
- 盗難による盗取・損傷・汚損など
特約の補償
- 水災
- 不測かつ突発的な事故(破損・汚損)
- 水濡れ損害
- 共用部分の機械設備の電気的・機械的事故
- 水道管修理費用
- ドアロック交換費用
- 臨時費用
- 残存物片づけ費用
- 損害防止費用
- 失火見舞い費用
- 臨時賃借・宿泊費用
- 地震火災費用
- 修理付帯費用
- 水ぬれ原因調査費用
- 類焼損害
- 共用する備品の補償など
賠償責任
- 個人賠償責任保険
- 施設賠償保険など
地震保険
- 保険金額は、火災保険の50%が上限
- 国が定めた保険なので、どの保険会社でも保険料は同じ
保険契約の仕組み
保険の契約は、「基礎契約」と「特約の契約(オプションの補償)」の2つに分かれています。基本契約で、足りない補償があれば、オプションとして、必要な補償を特約で契約します。
基礎契約と特約は保険会社によって様々
基礎契約で補償される内容、特約で付けられる補償は、保険会社によって違います。基礎契約で様々な補償が付いている保険もあれば、基礎契約は最低限の補償で、必要なモノを特約で自由に選択できる保険などもあります。このため、マンション総合保険は、保険会社によって「補償」や「保険料」が様々で違います。
※補足
1996年以降、地震保険を除いて、各社独自の保険料によるマンション管理組合の専用の保険が販売されているので、比較検討が大切です。
1996年以降、地震保険を除いて、各社独自の保険料によるマンション管理組合の専用の保険が販売されているので、比較検討が大切です。
また、マンション総合保険は、各保険会社が赤字ということもあり、2017年に、保険料がグンと上がっているので、より比較検討が大切になります。
マンション総合保険に加入するのは管理組合
マンションのそれぞれの部屋は、入居者が責任を持って火災保険に加入して補償を準備します。これに対して、マンションの住民が全員で使う共有部分は、マンションを管理しているマンション管理組合が責任をもって加入する必要があります。
もしもトラブルが起こった時に、管理組合の役員や理事長の負担を軽減させるため、または、金銭的な負担のリスクを避けるために多くのマンション管理組合がマンション総合保険に加入しています。
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